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4/29 23:00 フジ 石橋貴明のたいむとんねる [テレビ番組]

久しぶりに、血液型のバラエティ番組が放送されます。

4月29日(月) 23:00~23:40
フジテレビ
石橋貴明のたいむとんねる
血液型調べてみたら日本代表は◎型?遅刻するのは◎型

平成を血液型で斬ってみたら!あのスポーツ日本代表は全員◎型?東京都の◎◎はAB型?遅刻するのは◎型?思わぬ事実が発覚し竹山も橋本マナミも意外な結果に仰天

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画像の出所:番組ホームページ

放送内容詳細
いまだに多くの人が血液型にあるイメージを抱き、信じている。そこで番組は独自調査を敢行。「A型はじゃんけんで最初に何を出すのか」「唐揚げに勝手にレモンをかけちゃう人は何型が多いのか?」「バツ2以上の有名人は何型が多いのか」など、調査からは驚くべきデータがはじき出された。今回のテーマは「血液型調べてみたらこうなった!」。血液型にまつわる楽しい話が繰り広げられる。

結構真面目に調べているようですね。[グッド(上向き矢印)]

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週刊ポストで井沢氏と呉座氏が直接対決【おまけ】

前回の続きです。

なお、この記事は血液型とは直接関係がありません。

井沢元彦さんが、歴史学者の「安土宗論八百長説」の提唱者としている、辻善之助博士の「日本仏教史」を読んでみました。

日本仏教史〈第7巻〉近世篇之1 (1970年)

日本仏教史〈第7巻〉近世篇之1 (1970年)

  • 作者: 辻 善之助
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 1970
  • メディア: -

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この本を読むと、なぜ安土宗論八百長説が主流なのかが簡単に理解できます。

当時、歴史学の権威だった辻氏(東大史料編纂所長)の最大の根拠は、井沢元彦さんのいうとおりで、副審である因果居士自筆の「因果居士記録」です(理由は後述)。
「日本仏教史」によると、この貴重な自筆の史料は、越後三島郡新野氏所蔵のものと、加賀前田家(当時は前田侯爵)所蔵のものとの2種類が示されています。

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ここで、少しでも戦前の歴史を知っている人なら、これ以上の説明は不要でしょう。
前田家の江戸屋敷は、そのまま東大本郷キャンパスの敷地になっています。
東大―特に戦前は―高級官僚の育成を大きな目的としていました。
良いか悪いかは別として、政府に極めて立場が近いということです。

当時の前田「侯爵」は、旧華族ではトップクラスの地位です。
細かいことを言うと、侯爵の上には「公爵」がありますが、これは関白などになった近衛家などの旧摂家などに限られるため別格で、それ以外では最高の身分ということになります。

ということは、前田家が(おそらくは特別の好意で)利用を許可した自筆の「因果居士記録」について、信頼性を疑うことは許されず、必ず第一級の資料として使う義務があることになるはずです。
身も蓋もないことを言うと、スポンサーには逆らえないという、極めて単純明快な理由のようです。

参考までに、日蓮宗側の資料は、日淵の「安土宗論実録」が第1に示されています。

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さて、この「因果居士記録」の信頼性は、井沢元彦さんの指摘するとおりで、非常に低いようです。
なぜなら、因果居士記録によると、「八百長試合」は因果居士が仕切って日蓮宗側を敗北させたことになっているからです。
ということは、最大の屈辱を受けた日蓮宗側の記録には、必ず因果居士の名前が残るはずでに、逆に何も書いていないなら「因果居士記録」の信頼性が低いことは明らかです。

事実はどうかと言うと、辻氏も書いている日蓮宗側の記録、たとえば日淵の記録には全く出て来ません。
井沢元彦さんが指摘しているとおりです。

逆説の日本史10 戦国覇王編: 天下布武と信長の謎

逆説の日本史10 戦国覇王編: 天下布武と信長の謎

  • 作者: 井沢 元彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2002/10/16
  • メディア: 単行本

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山上一さん 消えるB型  [新刊情報]

新刊の紹介です。

消えるB型 もしも西郷(せご)どんがB型でなかったら

消えるB型 もしも西郷(せご)どんがB型でなかったら

  • 作者: 山上 一
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2018/08/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

西郷隆盛がB型でなかったら歴史は変わっていた?
B型による、B型のためのエッセイ。

作者のサイトはこちらです。
https://kieru-bgata.com/

面白そうなので、早速注文してみました。

Amazonで「血液型」で検索すると出てこないので、恥ずかしながら全然気が付きませんでした。[たらーっ(汗)]


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週刊ポストで井沢氏と呉座氏が直接対決【まとめ】

前回の続きです。

その後、4月8日発売の「週刊ポスト」4月19日号に呉座氏の再反論が掲載されました。

なお、この記事は、直接血液型とは関係がありません。

週刊ポスト 2019年 4/19 号 [雑誌]

週刊ポスト 2019年 4/19 号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/04/08
  • メディア: 雑誌

私自身の備忘録として内容を要約してみます。

1. 井沢氏から論争を一方的に打ち切るのはおかしい。学問は論争なしには発展しないので、論争は続けるべきだ。

→私は、どちらかというと井沢氏寄りの立場ですが、確かにこれは呉座氏に一理あると思います。

2.売り上げや読者の数は、井沢氏の「仮説」の正しさを保証しない。ベストセラー作家の井沢氏は、自分の特権的な立場を自覚すべきだろう。

→確かにそうですが、学界も意外と保守的なので、必ずしも学者が正しいというわけでもありません。1.にあるように、学問的な決着を付けるのには、今回のようなオープンな論争もありかなと思います。 

続いて、古代の首都移転(天皇の代替わりのたびに首都移転)については、次のとおりです。

1. 井沢説の「死のケガレ」によるとする説には致命的な欠陥がある。飛鳥時代の飛鳥岡本宮、飛鳥板蓋宮、後飛鳥岡本宮、飛鳥浄御原宮は同じ場所だ。つまり「死のケガレ」のある場所に遷宮している。

→これは明らかにおかしいです。前3者で崩御した天皇はいないので、死体から近いものに伝染する「ケガレ」は、そもそもないのです。

例えば、Weblioにはこうあります。

死穢 【しえ】
死の穢れのこと。古代・中世において死は恐怖の対象と見られ、死は伝染すると信じられた。死体、それと接する遺族は死穢に染まっていると考えられ、清められるべきものと考えられた。葬式に出た者が家に入るとき清めをした。遺族が忌中の間こもったのは清まる時間が必要との考えもあったから。

飛鳥時代全期を調べてみると、次のとおり天皇が崩御した宮は必ず次の代で別の場所に遷宮しています。
持統天皇が8年も飛鳥浄御原宮にとどまったのは、彼女が仏教による「宗教改革」で「ケガレ」を克服したとすると、特に問題になりません。

崇峻 遷宮先:倉梯柴垣宮 崩御地:同 
推古 遷宮先:豊浦宮 崩御地:小墾田宮
舒明 遷宮先:飛鳥岡本宮(新規造営) 崩御地:百済宮
皇極 遷宮先:飛鳥板蓋宮(改築) 崩御地:なし
孝徳 遷宮先:難波宮(新規造営) 崩御地:同
斉明(皇極)遷宮先:後飛鳥岡本宮(改築) 崩御地: 朝倉橘広庭宮
天智 遷宮先:近江大津宮(新規造営) 崩御地:未詳
(弘文)
天武 遷宮先:飛鳥浄御原宮(改築) 崩御地:同
持統 遷宮先:飛鳥浄御原宮

2. 当時は妻問婚である。遷宮は息子(次代の天皇)が以前から住んでいた邸宅(王子宮)が新たな「宮」となったと考えるべき。

→新たな「宮」はほとんど新規造営か、飛鳥板蓋宮、後飛鳥岡本宮、飛鳥浄御原宮のように以前の場所に遷宮しています。そもそも直前の1.の「以前の場所に遷宮」という説明と矛盾するのも訳がわかりません。短時間で書いたことによるチェックミスでしょうか?

続いて、4月11日にTwitter上で井沢氏のコメントが出ます。

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出典:井沢氏のTwitter

歴史学者呉座勇一氏との「論争」、呉座氏の2回目の反論を掲載した「週刊ポスト」が全国に行き渡った頃なので、一言述べさせていただく。公開質問状を先に出したのは私だが、それは、あちこちで呉座氏が井沢の日本史に対する「研究」はまったく価値がないと言わんばかりのことを散らかしていたからだ。

その後の経緯はtogetterにまとめました。

持統天皇の火葬で首都移転がなくなった?

思いがけず、呉座氏ご本人から直接コメントをいただいたのには大変恐縮し、また感謝しています。

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豊田秀樹さん たのしいベイズモデリング: 事例で拓く研究のフロンティア [新刊情報]


たのしいベイズモデリング: 事例で拓く研究のフロンティア

たのしいベイズモデリング: 事例で拓く研究のフロンティア

  • 作者: 豊田 秀樹
  • 出版社/メーカー: 北大路書房
  • 発売日: 2018/10/04
  • メディア: 単行本

下司忠大さんが執筆した「第2章 血液型と性格には関連がある?」には、こうあります。

血液型が[性格因子である]持続の得点を0.7%しか説明していない[影響度0.7%]ことが示された。 (中略) 本章では、血液型と性格との間に有意な関連を示したTsuchimine et al. (2015) *1 のデータを用いて血液型による性格の差が実質的に意味のある差なのかどうかを検討した。本章の結果を総合して、少なくとも筆者には、今回の血液型による性格の差はたとえば就職試験の採用判断は異性関係・人間関係を左右させるほど大きなものとは思えなかった。血液型によって性格がわかるかどうかを知りたい時に、血液型と性格の有意な関連を示す知見を引き合いに出す際には、その差が実質的に意味のある差かどうかを見極めることが重要である。

*1 Shoko Tsuchimine, Junji Saruwatari, Ayako Kaneda, Norio Yasui-Furukori, “ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects”, PLOS ONE (2015) DOI:10.1371/journal.pone.0126983

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つまり、影響度が0.7%では「実質的に意味のある差」とは言えないということです。

では、性格はどのぐらい社会的成功に影響しているのでしょうか?
アメリカの研究によると、心理学で標準とされる「ビッグファイブ性格検査」による性格因子の影響度は、相関係数で0.04~0.22[影響度0.2~4.8%]です。

日本経済新聞 2018年1月15日 朝刊
人生100年 伸ばせ「性格力」 大学・生涯教育に反映を
鶴光太郎 慶応大学教授

中でも、「真面目さ」が職業人生に大きな影響を与えることがわかっている。例えば、業績評価など仕事のパフォーマンスとビッグ・ファイブとの関係についてこれまで行われてきた多くの海外の研究をまとめて評価した、米テキサスA&M大学のマレイ・バリック教授らの研究によれば、仕事のパフォーマンスとの平均的な相関係数をみると、「真面目さ」は0.22[注:影響度4.8%]に対し、「外向性」は0.13[影響度1.7%]、「精神的安定性」は0.08[影響度0.6%]、「協調性」は0.07[影響度0.5%]、「開放性」は0.04[影響度0.2%]となっており、関連の強さではビッグ・ファイブの中で「真面目さ」が一番高いことがわかる。

この記事には、相関係数が0.2程度なら「職業人生に大きな影響を与える」とあります。

では、血液型の影響力はどの程度なのでしょう?

能見正比古氏のデータから計算すると、血液型の影響度は、相関係数に換算すると0.1~0.2[影響度1~4%]となります。

ということは、性格と同じ基準で比較するなら、「職業人生に大きな影響を与える」と言ってもよいのではないでしょうか?

もう一つ言えるのは、最近では統計的な差があるという主張は、だんだん「タブー」ではなくなってきているということです。
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厚生労働省の「採用選考のガイドライン」最新版で、血液型のイメージが大幅改善

前回の続きです。

昨年のことですが、厚生労働省は、採用選考のガイドラインを示した「公正な採用選考をめざして(平成30年度版)」から、『「血液型や生年月日による星座」による性格判断は非科学的なもの』という見解を正式に撤回(2018年2月8日付)しました。

それが、最新の平成31年度(2019年度)版でまたまた変わりました。

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次は昨年の平成30年度版(2018年度版)の中で、血液型について書いているp28の記述です。
問題事例7には、

「血液型や生年月日による星座」は本人に責任のない生まれ持った事項であり、それを把握し「特定の個人」の適性・能力を固定して見ることになれば、正当な評価を受けられないことになるほか
http://blog.livedoor.jp/leafletbank/archives/51529159.html

とあり、「正当な評価を受けられないことになるほか、」という文章には、相当ネガティブなイメージが残っています。
また、ページ右下の女性のイラストが目立っていて、「家族の職業」「帰省先」「血液型」「星座」はダメ、とアピールしています。
コメント 2019-04-08 175320-2.png

最新の平成31年度版(2019年度版)では、なんとこの2つがなくなりました!

もう少し詳しく説明しましょう。

1. ページ右下にある、女性がバツアピールしているイラストが削除されました。
⇒血液型人間学について、明確な根拠もないマイナスイメージが大幅に改善されました。
2. 前回記載されていた正当な評価を受けられないことになるほか、」がカットされました。
⇒岡野さんによると、血液型人間学の知識を駆使することで、正当な評価を受けられるケースもあるはずで、それを「正当な評価を受けられない」という決めつけ表現こそ大問題だと指摘したからとのことです。

最新版である平成31年度版(2019年度版)のp28では、

「血液型や生年月日による星座」は本人に責任のない生まれ持った事項であり、それを把握し「特定の個人」の適性・能力を固定して見ることになれば、

となり、「正当な評価を受けられないことになるほか、」という記述と、女性のイラストが完全に削除されています!
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今回も岡野誠さんの抗議が効いたようです。
グッドジョブ![グッド(上向き矢印)]

参考:岡野誠さんのサイト
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心理学の性格検査の結果は、「血液型人間学」とぴったり一致する!【まとめ・追記あり】 [サイト紹介]

前回の続きです。

統計学の大家である三重大学の奥村晴彦教授のサイトで、血液型の統計解析があることを見つけました。

・話題: B型の彼氏 / 血液型と性格の無関連性 / またまた血液型と性格

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奥村教授が作成した次のグラフ(Persistence=継続性)を見るとわかりますが、血液型の傾向どおりA型が最も忍耐強い」「B型が最も飽きっぽい」「O型もその次に飽きっぽいという結果になっています。
※点がその血液型の値で、誤差の推定範囲は点から上下に伸びる実線で示されています。

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そこで、調子に乗って、奥村教授と同じ方法で「人間関係に気を遣う(RD)」という性格因子の値を調べてみました。

この因子に有意差は出ていないのですが、これまた血液型の傾向どおり「A型が最も人間関係に気を遣う」「B型は最も人間関係に気を遣わない」という結果になっています。

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他の性格因子も計算してみたのですが、ほぼ血液型の傾向どおりとなりました。

やはり、心理学の性格検査の結果は、「血液型人間学」とぴったり一致するといってもよいのではないでしょうか?[グッド(上向き矢印)]

まあ、こういう場合は、「思ったとおり」「感じたとおり」回答するのですから、当然と言えば当然なのですが。

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心理学の性格検査の結果は、「血液型人間学」とぴったり一致する!【続】 [サイト紹介]

前回の続きです。

統計学の大家である三重大学の奥村晴彦教授のサイトで、血液型の統計解析があることを見つけました。

・話題: B型の彼氏 / 血液型と性格の無関連性 / またまた血液型と性格

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疑問点をメールで書いて送ったら、親切に4月4日付けの説明が追記されました。
こういう場合は、普通なら全く無視されるのですが、大御所なのに腰が低いのには驚きました。
お忙しいところ、本当にありがとうございました。

ただ、追記された説明には致命的な間違いがあります。
再度この点もメールで送っているのですが、現時点(2019年4月6日 7:00)では特に何のアクションもないようです。

さて、「またまた血液型と性格」での2019-04-04追記の問題点は、次のとおりです。

1. 特に日本や韓国など血液型性格判断を信じる人が多い国では,性格テストに現れる性格は,血液型に影響されてしかるべきである。「□型の性格は○○である」と聞いて育った□型の人は「自分の性格は○○だ」という先入観を持ち,性格テストでもそのように答える傾向があってもおかしくない。

しかし、本当にそう考えているとは思えません。

というのは、これは他の記述と矛盾してしまうからです。
そもそも、

「自分の性格は○○だ」という先入観を持ち、性格テストでもそのように答える

のなら、彼のサイトの[推測]統計学は不要になります。
なぜなら、血液によって差が出ることは、初めからわかっているのですから…。
#初めから推測すべき数値の「真の値」がわかっているなら、「有意差」や「推測」は無意味かつ不要です。

つまり、

2. 「統計的に有意」(p < 0.05)かどうかで効果があるかないかを判断するのは統計学の誤用である。有意でなくても効果がないことが示されたわけではないし,有意であっても偶然かもしれない(偶然に有意になる確率が5%もある)。
3. 慣習的な統計的検定を使う際には,多重比較に陥らないように注意すべきである。この論文のように変数が7個もある場合は,全部をまとめた検定(上の例ではMANCOVAやMANOVA)をまず行い,それが有意にならなかったら,個々の変数についての検定は参考程度にとどめる。

は、1.とは両立しません。
繰り返しになりますが、「真の値」には、必ず血液型によって差が出ていることが保証されているわけですから…。

同じように、TCI(性格テスト)でPersistence(行動持続…一生懸命、忍耐の強度を表す)が血液型で予想した結果(A型B型O型より高く、B型が最も低い)と一致するのは、「真の値」がそうだからということになります。
また、Persistence以外で差が出なかったとすると、それは元々血液型とは関係ないからということです。

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心理学の性格検査の結果は、「血液型人間学」とぴったり一致する! [サイト紹介]

ネットを見ていたら、統計学の大家である三重大学の奥村晴彦教授のサイトで、血液型の統計解析があることを見つけました。

・話題: B型の彼氏 / 血液型と性格の無関連性 / またまた血液型と性格

このうち、

1. 「B型の彼氏」の記事には有意差があるとはっきり書いてありますが、
2. 「血液型と性格の無関係性」の記事では、p=0.7%の英語版Q22が無視され、
3. 「またまた血液型と性格」の記事では、あまり意味のある差がありそうにない

となっています。

1.で有意差があることは、紹介されている論文にもそう書いてあります。
2.については、過去の記事に書いたとおりです。

しかし、3.についてはまだ分析していなかったので、もう少し細かく調べてみました。

奥村さんが紹介している論文は、Yahoo!ニュースにも載った、土嶺章子さんのものです。

Shoko Tsuchimine, Junji Saruwatari, Ayako Kaneda, Norio Yasui-Furukori, “ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects”, PLOS ONE (2015) DOI:10.1371/journal.pone.0126983

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この論文では、クロニンジャーの作成したTCIという性格検査を使いました。奥村晴彦さんの結論は、次のとおりです。

論文では特に Persistence(「持続」)が血液型と有意に関係するとされているので,それを計算してみる:
(中略)
論文ではそれぞれ p = 0.020, 0.032 だが,年齢・性別でコントロールしていないためか,ここでの計算結果は p = 0.030, 0.044 となった。しかし,7変数のうち1変数である。多重性まで考えれば,有意な結果が得られたとは言い難い。
Persistence の度数分布は次の通りである。これを見てもあまり意味のある差がありそうにない。


確かにそのとおりかも…と思っていたのですが、調べてみるときちんと意味のある差が出ているのです!

さて、奥村さんは「血液型ごとに平均±標準誤差をエラーバーで表してみる」として、わかりやすいように計算結果のグラフを示しています。

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これをよく見てみると、標準誤差を考慮しても、A型の値がB型とO型より高いのです。
それでは、「Persistence(持続)」とは具体的にどういう性格のことを言うのでしょうか?

こちらのサイトによると、Persistenceは、「行動持続(Persistence)一生懸命、忍耐の強度を表す」とあります。
英語版のWikipediaでは、「Persistence refers to perseverance in spite of fatigue or frustration(持続は、疲労や欲求不満にもかかわらず、忍耐力があることを意味する)」とあります。平たく言うと、「忍耐強い」「辛抱強い」ということです。

ここでピンと来た人もいるでしょう。[ひらめき]
もちろん、一番「忍耐強い」「辛抱強い」のはA型で、その正反対がB型です

論より証拠で、「血液型人間学」の提唱者である能見正比古さんは、「耐久性」についてこう書いています。

O型 目的あればがんばり特に待つ力は強い。が、無意味な我慢はせずダメとみて早いあきらめ。
A型 継続的な努力や肉体的苦痛に辛抱強い。変化多い状況に弱さ。興味の持続にはあきっぽさ。
B型 興味の持続性では最大。同じ状況が続いたり縛られるのにはごく弱い。セカセカ型が目立つ。
AB型 努力の価値を認め、努力家であろうと努力するが、本質的に、根気に欠ける気味がある。
出典:血液型と性格ハンドブック(1981年)

血液型と性格ハンドブック―最新データによる人間性百科 (1981年)

血液型と性格ハンドブック―最新データによる人間性百科 (1981年)

  • 作者: 能見 正比古
  • 出版社/メーカー: サンケイ出版
  • 発売日: 1981/04
  • メディア: -

つまり、TCIという心理学の性格検査の結果は、能見正比古さんの「血液型人間学」とぴったり一致したことになります。
奥村さんは、「多重性まで考えれば,有意な結果が得られたとは言い難い」とか「あまり意味のある差がありそうにない」と書いていますが、なぜそういう結論になるのか、正直理解に苦しむところです。

なお、効果量dは0.18ぐらいですので、差が小さいということは言えます。ただ、血液型の効果量は通常は小(d=0.2)から中(d=0.5)です。Persistenceが「有名な特徴」でないことを考慮すると、妥当な結果とも言えます。

参考までに、英語版Wikipediaの「Persistence」の説明には、
Cloninger's research found that persistence, like the other temperament traits, is highly heritable.
クロニンジャーの研究は、他の気質の特性と同様に、行動持続が非常に遺伝的であることを発見した。
とありますから、血液型、つまり遺伝的な影響があっても何の不思議もありません。[グッド(上向き矢印)]
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週刊ポストで井沢氏と呉座氏が直接対決【続】

前回の続きです。

この記事は、直接血液型とは関係がありません。

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出典:井沢元彦氏のtwitter

その後、3月25日発売の「週刊ポスト」4月5日号に井沢氏の反論が掲載されました。
大方の予想に反して、井沢氏の方から議論を打ち切りましたね。

週刊ポスト 2019年 4/5 号 [雑誌]

週刊ポスト 2019年 4/5 号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2019/03/25
  • メディア: 雑誌

#余談ですが、井沢氏の執筆記事を読んで、かなり昔の筒井康隆氏(井沢氏と同じB型)の「断筆宣言」を思い出しました。

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