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インドの科学誌の研究 [論文]

ネットで検索したら、今度はインドの研究を見つけました。[ひらめき]

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Amreen Nahida, Nandini Chatterjee
A study on relationship between blood group and personality
International Journal of Home Science 2016; 2(1): 239-243
http://www.homesciencejournal.com/archives/2016/vol2issue1/PartD/2-1-54.pdf

この研究では、サンプルが男女50人の計100人だから差が出るはずがありません。
なぜなら、差を見出すためには、少なくとも数百人以上のサンプルが必要だからです。
なお、性格検査はEysenck’s Personality Questionnaire-Revised (EPQ-R)を使っています。
普通は、ビッグファイブのNEO-PI-Rなので、珍しいですね。

面白いと思ったのは、以前のエントリーに書いた中東の3件の論文土嶺章子さんの英語の論文が、参考文献に挙げられていることです。
#なぜか、土嶺章子さんの論文では、彼女の名前が3番目…。男尊女卑?

やはり英語の情報発信が大事なんですね。

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中東の研究報告3件の紹介 [論文]


You Are Your Blood Type

You Are Your Blood Type

  • 作者: Toshitaka Nomi
  • 出版社/メーカー: Pocket Books
  • 発売日: 1988/04
  • メディア: ペーパーバック

中東の研究報告というのを初めて見ました(書かれているのは英語です)。
ひょっとして、『自分の説明書』がペルシャ語かアラビア語に翻訳されたのでしょうか…。[るんるん]
#それぞれの結果が一致しないのは、まさに私の予想どおりです。

最初の論文の参考文献は、アレキサンダー・ベッシャーさんのYou are Your Blood Typeなので、英語の情報発信の必要性を痛感しています。
ところで、今回紹介するのはすべてイランの研究報告ですが、なぜか英語圏のデータベースには登録されていないようですね。
何か理由があるのかな?

○No.1
Fatemeh Beheshtian, Roghayeh Hashemi and Zolfaghar Rashidi
The Five Personality Factors over the Students with Four Blood Types
Journal of Applied Environmental and Biological Sciences, 2015, 5(8):45-49
サンプル160人 NEO PI-R → openness to experience に差が出た
https://www.textroad.com/pdf/JAEBS/J.%20Appl.%20Environ.%20Biol.%20Sci.,%205(8)45-49,%202015.pdf

○No.2
Mohammad Sharifi, Hamza Ahmadian and Ali Jalali
The relationship between the big five personality factors with blood types in Iranian university students

Journal of Chemical and Pharmaceutical Research, 2015, 7(5):233-240
サンプル400人 NEO PI → openness と extraversion に差が出た
http://www.jocpr.com/articles/the-relationship-between-the-big-five-personality-factors-with-blood-types-iniranian-university-students.pdf

○No.3
Zirak Morandlou Hossein
The Relationship between Students’Personality Traits and Their Blood Types
Journal of Health and Devalopment 2012, 1(3):221-226
サンプル不明 NEO-FFI → 血液型も性別でも差が出なかった
http://en.journals.sid.ir/ViewPaper.aspx?ID=299581

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日本の心理学者は「血液型と性格」の結論を“忖度”している《続》 [論文]

前回の続きです。

論文の執筆者自らが「血液型によりデータの差が見られた」と結論づけている主な学術論文[本]ピックアップしてみました。
結果ですが、日本語の文献では「査読なし」ものしかありませんが、外国語では「査読あり」ものもあります。
奇妙なことに、日本人が日本語で書いた査読あり論文は必ず「差がない」のですが、日本人が英語で発表した査読あり論文では「差がある」場合もあります。

【日本語の文献】
■日本社会心理学会大会発表論文集(すべてポスター発表→査読なし
血液型ステレオタイプによる自己成就現象-全国調査の時系列分析I&II- 1991-92年
山崎賢治、坂元章
 →血液型によりデータの差が見られた
血液型性格項目の自己認知に及ぼすTV番組視聴の影響 2006年
山岡重行(聖徳大学人文学部)
 →血液型によりデータの差が見られた
潜在的な血液型ステレオタイプ信念と自己情報処理 2007年
久保田健市(名古屋市立大学)
 →血液型によりデータの差が見られた
■日本心理学会大会発表論文集(すべてポスター発表→査読なし
自分の性格の評価に血液型ステレオタイプが与える影響 2009年
工藤 恵理子(東京女子大学)
 →血液型によりデータの差が見られた
■研究紀要(査読なし
血液型性格判断の妥当性の検討(2) 1999年
白佐俊憲(北海道女子大学短期大学部)
 →血液型によりデータの差が見られた

韓国語の文献】
韓国心理学会誌(査読あり
Beliefs about Blood Types and Traits and their Reflections in Self-reported Personality 2005年
韓国人 So Hyun Cho , Eun Kook M. Suh , Yoen Jung Ro
 →血液型によりデータの差が見られた
A Review of Sociocultural, Behavioral, Biochemical Analyses on ABO Blood-Groups Typology 2007年
韓国人 Sung Il Ryu , Young Woo Sohn
 →血液型によりデータの差が見られた
【英語】
■Physica A: Statistical and Theoretical Physics(査読あり
Blood-type distribution 2007年
韓国人 Beom Jun Kim, Dong Myeong Lee, Sung Hun Lee and Wan-Suk Gim
 →血液型によりデータの差が見られた
■Plos One(査読あり
ABO Blood Type and Personality Traits in Healthy Japanese Subjects 2015年
日本人 Shoko Tsuchimine, Junji Saruwatari, Ayako Kaneda, Norio Yasui-Furukori
 →血液型によりデータの差が見られた

しかし、心理学的には「必ず差が出る」のですから、日本人が日本語で書いた場合に必ず「差がない」というのはおかしいのです。 
以上のことから、日本語の心理学論文では、執筆者が査読者の意図(血液型によるデータの差があるはずがない!)を“忖度”している可能性が高いことになります。

これを直接・間接的に裏付ける証拠もあります。
例えば、筑波大の清水さんの報告では、
今後の[日本の心理学会の]研究論文は,[血液型と性格に関係があるという]関連説を肯定的に支持する内容が含まれる限り,全て掲載に値しないという判断が下される可能性が極めて高いことになる。やはり,掲載を認めるわけにはいかないという結論が先にあるように感じられる。【清水武 心理学は何故、血液型性格関連説を受け入れ難いのか―学会誌査読コメントをテクストとした質的研究】
また、以前のエントリー
日経ビジネスオンラインに「血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的」という記事

では、東大の四本さんは「サイエンスとしての心理学の講義をとる以上、そこのところはちゃんとしてほしいです。血液型性格判断は、もう100パーセント非科学的」と決めつけているようです。
東大の心理の権威が、血液型を「100パーセント非科学的」と決めつけているなら、心理学の論文として掲載されるのは「100パーセント」ないでしょう(苦笑)。

よって、日本の心理学会では「血液型と性格」の研究は完全にタブーであり、「関係がある」などという論文が認められる可能性は限りなくゼロに近いことがわかります。
その意味では、日本パーソナリティ心理学会のホームページにある次の記述は、そういう事情をうまく表していると言えるでしょう。
われわれ心理学者は血液型性格判断を生み出した責任をとって[注1],自分たちで血液型と性格との関係について科学的なデータを集めてきましたが,そうしたデータからは血液型と性格の関係がほとんど確認できていないことはご存知の通りです。
[注1]血液型性格判断の基礎を作った古川竹二(1891-1940)は昭和の初めに活躍した心理学者・教育学者です。
【出典:日本パーソナリティ心理学会の公式サイト】

なるほど…。

日本の心理学者は「血液型と性格」の結論を“忖度”している [論文]

森友学園問題で、忖度という言葉が流行しています。[わーい(嬉しい顔)]
辞書を調べると、

デジタル大辞泉
他人の心をおしはかること。「相手の真意を―する」

とあります。

ここで、面白いことに気がつきました。

日本語「査読付き」心理学論文[本]では、「データに差がある」というものは発見できません。
一方、外国の査読付き論文では、データに差があるというものはゴロゴロしています。[るんるん]

では、日本にはデータに差があるという論文はないのでしょうか?

いや、そんなことはありません!
日本人が書いた査読付き論文でも、日本語ではなく英語のものなら、データに差があるというものはいくつかあります。
また、日本人が日本語で書いたものでも、査読なしであれば、データに差があるというものは決して珍しくありません。

ということは、日本語の論文では、執筆者が査読者の意図(血液型によるデータの差があるはずがない!)を“忖度”している可能性が高いことになります。

思いもよらない大発見のようです。[ひらめき]

日本パーソナリティ心理学会の公式見解が典型ですが、確かに血液型によるデータの差があるはずがない!というのは、日本の心理学会のコンセンサスです。

この点については、もう少し詳しい考察が必要だと思われます。

昔の高校野球はO型が多い…ようです [論文]

昔の高校野球のデータですが、プロ野球と同じでO型が多くなっています。
AB型が多いというのは珍しいですね。

第39回全国高等学校野球選手権大会出場選手の心理学的考察
体育学研究 Vol. 3 (1958) No. 1 p. 105-
(一社)日本体育学会 大阪支部体育心理学研究部
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjpehss/3/1/3_KJ00003402060/_article/-char/ja/

14 血液型
A型25%、B型6%、O型49%、AB型17%で、O型が非常に多く見られた。

※大阪府のデータ

遺伝子が性格に影響する程度・割合は心理学で分析できない!? [論文]

最近はすっかり遺伝子ブームです。
血液型に限らず、遺伝子がどのように性格に影響するかという研究が数多く発表されています。
しかし、心理学の枠組みで「遺伝子と性格」や「血液型と性格」を分析すると、思いもよらない結果が出たりするので驚かされます。
ここでは、そういう不思議な現象を紹介しておきましょう。

「セロトニン」という名前を聞いたことがあるでしょうか? これは、性格に大きな影響を与える神経伝達物質の1つです。
神経伝達物質というのは、神経細胞から別の神経細胞へ情報を伝達する媒介となる物質のことです。
セロトニンの活性に関係する神経伝達物質である「セロトニントランスポーター」の遺伝子には、LL、LS、SSの3種類があり、種類によって性格に差が生じることが、多くの研究で確かめられています。
最近になって、この遺伝子の影響度を「アンケート調査」で比較分析してみたところ、心理学の「性格検査」より差が大きく出たという報告がありました。
つまり、遺伝子の影響を調べるには、心理学の枠組みにこだわりすぎると失敗する――というのは言い過ぎでしょうが、少なくとも心理学がアプリオリに正しいと考えてはいけないということです。

以下は、金澤正由樹さんの「B型女性はなぜ人気があるのか」からの抜粋です。

London School of Economics and Political Sceinece
New study is first to identify a "happiness gene" (2011)
http://www.lse.ac.uk/newsAndMedia/news/archives/2011/05/happiness_gene.aspx
☞任意のアンケート(幸福かどうか69% vs 38%) 効果量[影響の大きさ]:中(φ=0.3)
Lesch KP, Bengel D et al., Association of anxiety-related traits with a polymorphism in the serotonin transporter gene regulatory region, Science. 1996 Nov 29;274(5292):1527-31.
☞心理学の性格検査(NEO-PI-R SD=0.29)効果量[影響の大きさ]:小~中(d=0.29)

血液型でも同じような現象が起きている。前著にも書いたが「ビックファイブ」という性格検査では、血液型による性格の差をうまく検出できないようなのだ。遺伝子と性格の関係は、意外に奥が深いようである。


B型女性はなぜ人気があるのか 30万人のデータが解く血液型の謎

B型女性はなぜ人気があるのか 30万人のデータが解く血液型の謎

  • 作者: 金澤 正由樹
  • 出版社/メーカー: 文芸社
  • 発売日: 2016/07/01
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

LSEの元記事はこちらです。

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韓国のA型大学生はコンピューターゲームが好き [論文]


CESA一般生活者調査報告書―日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー調査〈2014〉

CESA一般生活者調査報告書―日本・韓国ゲームユーザー&非ユーザー調査〈2014〉

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: コンピュータエンターテインメント協会
  • 発売日: 2014/05
  • メディア: 単行本


またまた韓国ネタです。
10年ほど前の調査ですが、韓国のA型大学生はテレビよりコンピューターゲームが好きなのだそうです。
でも、A型じゃなくとも好きなような気がするんですがねぇ。どうなんでしょうか?
A型は他の血液型に比べると、過剰ともいえるほど社会を意識します。その息抜きでゲームにハマるのかな?
かなり前の調査ですが、A型の運転はスビードを出すというデータがあり、それは日常を離れて一気にストレスを発散する、という分析でした。
もっとも、最近はグループでやるゲームもあるので事情が変わったかもしれませんね。

ユンインスク(In Sook Yoon), キム・ヘジョン(Hye Jong Kim)
血液型による余暇活動の種類 - 大邱保健大学校保健系と非保健系の学生を中心に -
臨床検査科学会, <臨床検査科学会誌(Korean Journal of Clinical Laboratory Science)> Vol.38 No.1(2006), pp.65-71.
http://kisseng.kstudy.com/journal/thesis_name.asp?key=3365636

《要約》我々は、血液型による基本的なレジャー活動の特性や種類との関係を調査した。本調査は、2005年3月の大邱保健大学校における、公衆衛生部門の441名、非公衆衛生部門の282名の大学生のアンケート結果に基づいている。平日の余暇活動の頻度は、週に1回または2回かそれ以下が最も一般的であった。すべての血液型の最も一般的な頻度は、平日には1~2時間、週末や休日には3~5時間であった。平日のレジャー活動の種類は、公衆衛生部門の場合には、A型は、コンピュータゲームに興味を示し、次はテレビ、B型は、テレビを見たり音楽を聴くことで、AB型は、テレビを見る、コンピュータゲーム、音楽を聴く、O型は、テレビやコンピュータゲームに熱心であった(いずれも頻度順)。公衆衛生部門の学生では、血液型によってレジャー活動の種類が有意に異なる(p <0.05)ことが示された。今後の余暇活動の種類は、公衆衛生部門と非公衆衛生部門との間に有意差がある(p <0.05)ことが示された。本調査によると、大学生に好まれる現在の余暇活動の種類は、ほとんどの血液型では、このようにコンピュータゲームなどの娯楽であった。今後の余暇活動の種類は、観光やスポーツの分野に関連していた。大学生は、より進んだ積極的なレジャー活動をする必要がある。

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韓国では心理学の性格検査で差が出た [論文]

韓国ネタです。

韓国では、心理学の性格検査で差が出たそうです。どんな内容なのか気になりますね。
この論文には、「軍、官公庁、音楽、企業、教育機関など様々な分野での個人の性格と血液型への関心が高まって、これを組織で多く活用をしており」とありますが、本当なのかな?

研究論文:韓国型図形心理タイプと血液型の相関関係の研究
A Study on the Correlation between Korean Geometry Psychology Type and Blood
グァクヨンギ(Yong Kee Kwak),ユンチョンソン(Chun Sung Youn)
(社)アジア文化アカデミー, <人文社会21> Vol.6 No.2(2015), pp.253-274
http://kisseng.kstudy.com/journal/thesis_name.asp?key=3368417
http://www.riss.kr/search/detail/DetailView.do?p_mat_type=1a0202e37d52c72d&control_no=a58a4d6cdfffbb00b36097776a77e665#redirect

《要約》 本研究の目的は、韓国型図形心理種類の検査で図形心理種類をナビゲートして、これを基に図形心理タイプと血液型の間に相関関係がどの程度あるかを分析したい。現代社会が発達し、最近、軍、官公庁、音楽、企業、教育機関など様々な分野での個人の性格と血液型への関心が高まって、これを組織で多く活用をしており、私たち国民も慣習法のように血液型別の性格を区分して適用している。本研究では図形は韓国図形心理教育研究所で標準化し、開発した韓国型図形心理タイプ1(Korean Geometry Psychology TypeIndicatorⅠ)を、血液型は、個人の赤十字から発行された献血証書を活用し、血液型のタイプはA型、B型、AB型、O型などの4つの血液型のタイプを使用して相関関係を研究した。本研究の結果、韓国型図形心理タイプと血液型との間の有意水準*p<0.05で有意な結果の値が導出され、差異分析で理論的背景の研究結果をもとに分析した結果、韓国型図形心理タイプと血液型による相関性があることを知ることができ、これらの研究の結果を使用して、軍将兵の兵営生活に適用して、地図なら軍の事故予防と活気に満ちた兵営生活指導に大きな助けになると確信している。今後、軍幹部の図形心理タイプと血液型との関係の研究で調査対象を300~500人以上分析し、有意水準*p<0.01で有意である分析が必要であり、研究結果を適用して、兵営生活の中で、非戦闘損失が減少できるどうか一定期間適用してみる価値がある。

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韓国の消費者調査では差は出なかった [論文]

韓国の調査では、縄田健悟さんの論文(2004-2005年での阪大のデータ)と同様に、性格の自己認知が違っても、消費者の購買行動とは必ずしも結び付かない結果となりました。

消費者の購買行動は、血液型と関連があるか
クワン・ホーソク(Kwan Ho Suk), チ・ウンクー(Ji Eun Koo)
韓国消費者協会, <消費者学研究> Vol.23 No.2(2012), pp.107-134
http://kisseng.kstudy.com/journal/thesis_name.asp?key=3064524

つまり、血液型によって性格(正確には性格の自己認知)が違っても、消費行動(縄田さんの調査ではお金や生活行動)には必ずしも差が出ないということです。ここでも、縄田さんのいう「無関連性」は否定されたことになります。やはりデータには再現性があるのですね。

《要約》消費者の血液型に応じて、市場を細分化したり、製品を推薦する血液型マーケティングが頻繁に使われている。本研究では、このような血液型マーケティングが科学的な事実に基づいていているのかを検証しようとし、そのために消費者の購買決定プロセスに影響を与える個人の消費行動特性変数に焦点を合わせて、その変数が血液型と関連があるかどうか研究しようとする。消費者行動の研究によると、消費者の購買決定は5つの段階で構成され、欲求の認知、情報探索、代替の評価、購入、購入後の行動に行われる。消費者個人の特性変数は、(1)消費者の購買決定の各段階と関連性があるかどうか、(2)血液型の特性を反映することができるかどうかに基づいて選択された。その結果、欲求なのかの段階では、消費者の独特性欲求(need for uniqueness)、情報探索段階では、認知欲求(need for cognition)、代替案の評価の段階では、リスク追求(risk taking)性向、購入の段階では、衝動買い(impulse purchase)性向、購入後の行動の段階では、苦情行動(complaining behavior)が個人的な特性変数として選定された。事前調査では、血液型別の性格と血液型別の消費行動の特徴についての知識、それに対する信仰を測定した。その結果、血液型と性格との間の関係については、ほとんどの回答者が知っており、半分以上の回答者が実際に2変数間の関連性を信じていることが分かった。血液型と消費行動との間の関係についての知識や信念は、比較的弱いが、27%の回答者が血液型と消費行動の特性との間の関連性について、通常以上に認知し、37%の回答者が血液型と消費行動の特性の関連性について通常以上の信念を持っていることが分かった。事前調査では、また、独特性欲求、認知欲求、リスク追求傾向、衝動買いの傾向、不平行動のような消費行動がどのような血液型で最も多く表示されるかどうかの信頼(lay belief)を測定した。その結果、回答者は、それぞれの血液型は、特定の消費行動と密接に関連していることを強く信じていることが分かった。具体的には、AB型は独特性欲求が、A型は認知欲求が、B型の場合、リスク追求傾向、衝動買いの傾向、不平行動が明らかにされると信じていた。最初の実証研究では、大学生を対象に先立って選定し、個人の5つの消費行動の特性変数を測定した。分析の結果、血液型は消費行動の特性変数と関係がないことが分かった。5つの消費者の個人特性変数の両方の血液型による差を示さなかった。これは血液型と消費行動の間に有意な関係がないことを示す結果と見ることができる。第2の実証研究では、独特性欲求、認知欲求、リスク追求傾向、衝動買いの傾向を自己申告(self-report)ではなく、様々な選択の状況での消費者の意思決定を介して測定した。その結果、最初の研究と同様に、血液型による差はなかった。本研究の結果は、一般的な信念とは異なり、血液型と消費行動の間に有意な関係がないことを示した。

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EMは「ニセ科学」ではなかった?(再) [論文]

しばらく前のエントリーの続編です。

NATROMの日記のエントリーで、なぜEM(EM菌)はインチキでニセ科学と言われるのかというがあります。
このタイトルには、ちょっとドキッとしました。
普通にEMと言ったら、肥料を連想する人が多いでしょう。
私の地元のホームセンターでも、EMの肥料は何種類も売っています。効果があるという学術論文も複数あります。
なので、私はてっきり、NATROMさんが、EM菌を使った肥料が「インチキでニセ科学」と言っているだと勘違いしてしまいました。[たらーっ(汗)]
しかし、そうではなかったのです。

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