So-net無料ブログ作成

理科の探検 2017年4月号 特集「ニセ科学を斬る!2017」 血液型の批判はなし? [理科の探検]


Rikatan (理科の探検) 2017年 4月号

Rikatan (理科の探検) 2017年 4月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文 理
  • 発売日: 2017/02/25
  • メディア: 雑誌


2017年4月号の「理科の探検」の特集(ニセ科学を斬る!2017)で「血液型」がさっぱり書いてないので、少々がっかりしました。[がく~(落胆した顔)]
以前は、菊池聡さんの「血液型」に対する批判が予定されていたようなのですが…。

【参考】2016-09-09 理科の探検(RikaTan)誌2017年4月号「ニセ科学を斬る!2017」の内容
「血液型性格判断や占い」菊池聡

かなり期待して、先月内容を確認してみたところ、なぜか「超常現象と疑似科学の心理学 中高生調査のデータから」とタイトルが変更され、血液型の解説はごくわずかでした。

血液型についての内容は次のとおりです。
さて、疑似科学を信じる思考スタイルのもう一つは、そもそも科学と疑似科学を識別できないためにマジに信じ込んでしまうものです。マイナスイオンは本当に健康にいい効果があると思っていた、血液型性格診断は正しいものだと思い込んでいた、というタイプですね。そうであれば、正確な科学知識の教育によって、こうした誤信は解消できることになります。

混乱を招くのは、「血液型性格診断」のほかに、説明用のグラフの中に、突然「血液型性格判断」という語句が出現し、いずれも定義については何の説明もないことです。

「血液型性格診断」=「血液型性格判断」=「血液型性格関連説」なのか、それともこれらは微妙に違うのか、私のような普通の読者には判断できません。

少々不親切な記事だと思います。

いずれにせよ、疑似科学とされるものの科学性評定サイト血液型性格診断放送大学の講義と同じく、菊池さんから統計的な反論がないことが確定しました。
言うまでもなく、データを示していない否定論なら、それは「科学的に否定」したことにはなりません。

依然として、菊池さんの否定の根拠は曖昧なままのようです。

ダメな統計学 悲惨なほど完全なる手引書 [新刊情報]


ダメな統計学: 悲惨なほど完全なる手引書

ダメな統計学: 悲惨なほど完全なる手引書

  • 作者: アレックス ラインハート
  • 出版社/メーカー: 勁草書房
  • 発売日: 2017/01/27
  • メディア: 単行本


HONZでは、村上浩さんが強烈な書評を書いています。
村上 浩『ダメな統計学 悲惨なほど完全なる手引書』で科学の基盤をより確かなものにする
“科学者は、統計教育を受けてこなかった。そして、科学に関する大学学部課程の多くで、統計の訓練はまったく求められていない。”
科学者の統計に対する理解がどれほど不足しているかを示す例として、本書では、医学研修生に対する調査があげられている。この調査では、研修生は医学分野でよく使われている統計手法に対してすら50%以下の正答率でしか回答することができなかったという。また、医学校教授陣でも正答率は75%未満だった。しかし何より統計教育の不備を端的に示しているのは、上記の統計に関する調査を作成した人も統計をきちんと理解できておらず、p値の意味を問う選択式問題に誤った選択肢しか回答として用意できていなかったことだ。

HONZで紹介されたせいか、Amazonでは品切れです。
英語版なら著者のサイトでタダで読めますが、時間がかかるので面倒くさいですね。[バッド(下向き矢印)]
Google翻訳を使えばいいのかな?
それはともかく、今後の議論に役に立つのは間違いないでしょう。