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蓮舫さん(A型)は二重国籍なのか?

蓮舫さん(血液型はA型)の、いわゆる「二重国籍」問題について、一年ほど前のエントリーをもう少しわかりやすい形で書き直してみました。

蓮舫「二重国籍」のデタラメ

蓮舫「二重国籍」のデタラメ

  • 作者: 八幡和郎
  • 出版社/メーカー: 飛鳥新社
  • 発売日: 2016/12/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

この問題の特徴は、1つのメディアだけ読んでいると、全容がつかめないことです。
マスメディア(テレビや新聞など)では、二重国籍問題を釈明するのに戸籍謄本を見せるのは、プライバシーの観点からして“行き過ぎ”だから、不要だという意見が多いようです。
例えば、7月13日付の朝日新聞の社説 「民進党 勘違いしていませんか」 です。

「二重国籍」問題で、蓮舫氏の説明が二転三転したことは、公党のリーダーとして不適切だった。 だが、主な敗因とは思えない「二重国籍」問題に議員たちがこだわるようなら、国民はどう受け止めるだろう。
もう一つ懸念されるのは、蓮舫氏が戸籍謄本を公開することが社会に及ぼす影響だ。
本人の政治判断とはいえ、プライバシーである戸籍を迫られて公開すれば、例えば外国籍の親を持つ人々らにとって、あしき前例にならないか。
民進党と蓮舫氏はいま一度、慎重に考えるべきだ。

一方、ネット上では、いやしくも首相を目指していることを宣言した政治家なら「二重国籍」は許されず、自らの戸籍情報を公開して「説明責任」を果たすのは当然、という主張が目立っています。
次は、その急先鋒である池田信夫さんです。

たとえば蓮舫氏が選挙公報に「東大卒」と書いて当選し、嘘ではないかといわれたとき、身の証しを立てるには東大の卒業証明書を出すしかない。それが出せなければ、学歴は嘘だ。戸籍謄本は、この卒業証明書と同じである。
ここで大事なのは東大卒か否かではなく、東大卒と学歴を偽ったかどうかである。学歴詐称は解雇条件なので、普通のサラリーマンでも履歴書に東大卒と書いて入社してあとから嘘とわかったら解雇される。首相になったら自衛隊の総指揮官になる民進党代表の国籍が不明という状態が許されないのは当然だろう。

池田信夫さんの最新の投稿は次のとおりです。

【更新】朝日新聞 勘違いしていませんか
蓮舫代表は台湾国籍を離脱したのか
なぜ戸籍謄本の開示が必要なのか

また、この「二重国籍」問題の発端となった、八幡和郎さんの最新の投稿(アゴラ)は次のとおりです。
#彼の指摘が発端となり、アゴラなどのネットメディアを中心に、活発な議論が交わされました。

蓮舫が戸籍謄本の開示を撤回?記者会見を解説

もっとも、この問題を理解するには、国籍法、戸籍法、公職選挙法などの法律の専門的な知識が必要です。
しかも、現在の条文を読んだだけではダメで、過去の改正の経緯や、現実の細かい運用まで知らないといけません。

kokuseki.PNG
出所:法務省 国籍選択の具体的方法
http://www.moj.go.jp/MINJI/minji78.html#01

それだけではなく、台湾や中国の国籍法もわからないと、全体が理解できないので相当面倒です。

そこで、蓮舫さんの記者会見が予定されている7月18日の前に、備忘録も兼ねて私が疑問に思った点をまとめておくことにします。


【Q1】“二重国籍”でも国会議員に立候補できるのか?
【A1】可能です。公職選挙法(公選法)違反ではありません。
【参考】
戸籍謄本開示と魔女裁判について
蓮舫議員の「二重国籍」疑惑、公選法違反の可能性を専門家に聞いてみた

 二重国籍での立候補は問題なし!
 仮に蓮舫議員が二重国籍状態であったとしても参院選への立候補は公選法違反にはあたらないことになります。
 (昭和37年11月15日の法務省入国管理局宛の自治省選挙部の回答による)

【Q2】2004年参議院選挙の公報に「1985年、台湾籍から帰化。」とあるのは、経歴詐称になるのか?
【A2】「帰化」が記憶違い(錯誤)でないとするなら経歴詐称になります。が、仮にそうだとしても、現在は時効が成立しているはずです。
【説明】
日本に帰化するためには、台湾の国籍(注)を離脱することが必要です(台湾は国籍離脱が可能なので「国籍離脱証明書」が必要です。もっとも、国籍離脱ができない国もあるので、そういう場合は当然ながら不要です)。
1985年の時点で、彼女が台湾の国籍を離脱していないことは、ネット上に公開されているパスポート雑誌インタビューで明らかと思われます。
だから、彼女は「帰化」手続きはしていないはずです(この手続きは相当面倒なので、記憶違いとは考えにくいです)が、情報が公開されていないので本当のところはわかりません。
《注》当時は公式には「中国」籍と表示されていました(現在は台湾籍と表示)が、彼女の場合は台湾=中華民国籍であり、中華人民共和国籍(現在も中国籍と表示)ではありません。

【Q3】彼女が二重国籍を解消するには、どんな手続きが必要なのか?
【A3】1985年に改正国籍法が施行され、「父親が日本人」だけではなく、蓮舫さんのように「母親が日本人」でも、決められた手続きさえすれば必ず日本国籍を取得できるようになりました。
【説明】
彼女が二重国籍を解消するには、本来は次の手続きが必要になります。これだけ面倒だと、確かに忘れても不思議ではないかも…。
1.1987年までに市区町村役場で「国籍取得」の手続き
 →《済》1985年1月21日付(手続き時は未成年のため、20歳になってから市区町村役場へ日本の「国籍選択届」の提出が必要。しかし、この時点で戸籍が作成されるため、参議院議員への立候補は可能)
2.20歳になってから(1987年11月27日から)台湾の代表処で台湾国籍離脱手続きをして「国籍離脱証明書」を取得
 →《未確認》2016年9月6日付で台湾の代表処へ申請?2016年12月17日付で許可?
3.20歳から22歳になるまで(1989年11月26日まで)に、2.の「国籍離脱証明書」を添えて、市区町村役場に日本の「国籍選択届」(国籍選択の宣言)を提出
 →《未確認》2016年9月15日付で区役所に提出したが、2.の「国籍離脱証明書」がないので不受理?
なお、現時点では2.の証明書が入手できたらしい?ので、3.まで完了している?のかもしれません。
【参考】
【公開質問】蓮舫さんへの情報開示のお願い
蓮舫代表は台湾国籍を離脱したのか
☆Chris*台湾人☆‏ @bluesayuri twitter
 
【Q4】二重国籍でないことを証明するには、何が必要なのか?
【A4】戸籍謄本で「国籍選択の宣言」の日付を確認することが唯一の方法です。
【参考】
なぜ戸籍謄本の開示が必要なのか 

【Q5】二重国籍の場合は、どんな問題が起きる可能性があるのか?
【A5】外国では、違法である場合もあり、あるいは政治問題化することがあります。
【参考】
二重国籍とペルーの政治家について
多重国籍の政治家が自分の起源の国に多くの便宜を図り、その後にその国に逃亡するという、国民の益そっちのけの事態が起こりうるということを、多くのペルー人が認識しているわけで、「海外では重国籍の政治家も特に珍しくありません」と軽々しく言うのはちょっと違う気がしますね。
むしろ、ペルーでは(過去の経験により)多重国籍の政治家への不信感は強いものがあります。
(中略)
ペルー自体はたくさんの人種が入り乱れる国で、国籍や人種に非常に寛容です。
そうでなければフジモリ氏やクチンスキー氏のような、移民やその子孫が大統領に当選することはありませんよね。
そして多重国籍も認められており、大統領ではない議員になることも可能です。
オーストラリア二重国籍議員辞職、朝日も読売もシカト(?)
戸籍謄本開示と魔女裁判について


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