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「思い込み」が存在するという論文は少数派 [疑似科学とされるものの科学性評定サイト]



多くの心理学論文では、血液型によるデータに偏りがない、言い換えれば差がないものとされています。
しかし、これらの論文を影響力で重み付けをした「インパクトファクター」で比較してみると評価が逆転します。差があるというものが圧倒的に優勢なのです。それは前回のエントリーに書いたとおりです。
もっとも、差が出ているとしても、それは「本当の差」ではなく、あくまで「思い込み」による見かけ上のものだ。だから、本当は血液型と性格には関係がない。という心理学者も決して少なくありません。
そうでしょうか?

ここでまた、前回紹介したインパクトファクターで比較してみましょう。
心理学では、本人の回答をそのまま採用するのが原則です。まじめに回答しない不心得者は、ごく一部だということが大前提なのです。まぁ、当然といえば当然で、ウソの回答が大部分ではその調査の信頼性はゼロですからね。

たとえば、心理学の性格検査でいうと、
自己報告型の質問紙調査の結果は,通常「その人の性格そのもの」を表わすと受け取られている(「その人の性格」ではなく,あくまで「その人の性格の認知」を表わすというふうにもってまわった考え方は普通しない)。
【出典:白佐俊憲・井口拓自 血液型性格研究入門
とあります。

この白佐さんらの考えに従うと、血液型に関する調査だけ、「思い込み」による“ウソ”の回答だと主張するのは相当無理があります。

それに、血液型と性格に関係がないと主張する多くの心理学者は、血液型によるデータに差がないというのが、「関係がない」根拠としています。たとえデータに差があったとしても「関係がない」のなら、このデータには何の意味もありません。差があってもなくとも「関係がない」なら、手間と時間をかけて調査するだけムダというものです。

それだけではなく、血液型と関係しているといわれている「神経質」「おおらか」「マイペース」などを質問すると、回答者の血液型によってバイアスがかかっているということになります。ここまで行くと、性格検査などは、血液型によってその“パイアス”を補正する必要があるはずで、かなり大変なことになってしまいます。もちろん、そんな話は誰も聞いたことがありません(笑)。

つまり、血液型に関する調査だけが「思い込み」による“ウソ”の回答をしているなんて、本心から信じている人はいないのです!

そういうことですから、インパクトファクターが示されている論文で、「思い込み」の存在を仄(ほの)めかしているものは、私が知る限りただ1つだけです。
#ただし、この論文は差があるのは思い込みのせい「だろう」とあるだけで、直接的に存在を証明しているわけではありません。
1.785(IF2015/2016)→Physica A: Statistical and Theoretical Physics Beom Jun Kim, Dong Myeong Lee, Sung Hun Lee and Wan-Suk Gim (2007) Blood-type distribution A psychological implication for the case of B-type males is also suggested as an effect of a distorted implicit personality theory affected by recent popularity of characterizing a human personality by blood types. Physica A: Statistical and Theoretical Physics, 373(1), 533-540.

ということなので、わざわざ調べるまでもなく、その他の多くの論文には、「思い込み」が存在するなんて書いてありません。

結局、論文に影響力で重み付けをした「インパクトファクター」で比較してみると、「思い込み」が存在するとはいえないのです。

補足しておくと、調査人数ベースでは、圧倒的に血液型によって「差がある」という結果が得られています。
ただし、インパクトファクターがついた論文はありませんが、調査方法が妥当であれば問題ないでしょう。

調査人数トップ10 top10.PNG
※金澤正由樹さん「B型女性はなぜ人気があるのか」P103より
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