So-net無料ブログ作成

ニュートン 2012年5月号 Topic「血液型の新常識 性格診断はほんとう? 病気へのなりやすさとの関係は?」《続》 [新聞・雑誌]


Newton (ニュートン) 2012年 05月号 [雑誌]

Newton (ニュートン) 2012年 05月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ニュートンプレス
  • 発売日: 2012/03/26
  • メディア: 雑誌


前回の続きです。

この記事を読むと心理学会の“対血液型戦略”が理解できます。(笑)

Point 1 “差別”や“疑似科学”というイメージを広める
方法:血液型にネガティブなイメージを植え付けて、マスコミからボジティプな情報をシャットアウトし、一般の人が血液型情報を入手しないように遮断する。
これは、記事中で佐藤達哉さんが「現在ではBPO(放送倫理・番組向上機構)の要望により、テレビなどのマスコミで血液型性格診断が肯定的に取り上げられることはまずありません。もちろん、学校の教育で習うこともありません。」と述べていることで明らかです。
確かにこれは一定の効果がありました。
テレビ番組が減って本が売れなくなれば、当然のことながら“血液型業界”の関係者が減り、そうなれば更にテレビ番組が減って本が売れなくなり…ということで、現在はテレビ番組や血液型本は激減しています。
もっとも、だからといって「関係がない」と考えている人の数が減ったわけではありません。
また、情報メディアとしては、従来のマスコミだけではなく、現在ではネットもあります。
#ネットが一般化し、中心的なユーザーが研究者ではなくなったからでしょうね。
ネット上の情報を検索すると、昔とは逆に、どちらかというと肯定的な情報が多いようです。
また、私のような在野の研究者は、血液型と性格を職業としているのではないので、テレビ番組が減ろうが、本が売れなくなろうが、すぐ直接的に影響を受けるわけではありません。
ただ、ネットや在野の研究者の情報は、「オーソライズ」されているわけではないので、誰もが大手を振って…とはならないのがウィークポイントですかね。


Point 2 肯定的な統計データの存在は無視する

方法:マスコミなどで、否定的な統計データしか存在しないと主張する。今回の「ニュートン」の記事でもそうですが、昨年の「読売新聞」の記事でも同じです。
血液型によって性格に差があるという統計データはいくらでもあります。それも、ネット上の情報ではなく、きちんとした学術データベースにも複数登録されています。なので、私には「統計データの存在を無視する」という理由がよくわかりません。血液型と性格に関係があろうがなかろうが、肯定的な統計データが存在するのは「事実」ですから、心理学者が意図的に無視する理由は不明です。
確かに、この「ニュートン」の記事でも、否定の根拠となると、20年以上前の古典的な「ラベル張り替え実験」だけで、最近の研究成果は反映されていません。
このラベル張り替え実験のような「バーナム効果」は、心理学の性格検査でも起こりますし、それは心理学者自身も認めていることですから、やはり否定の根拠にはなりません。
私には心理学者の否定の理由がわからないので、直接質問してみようと思っているのですが、残念ながらそういう機会には恵まれませんね。

現在までのところ、これらの心理学者の戦略は、少なくともマーケット的には成功しています。
ネット以外では、表立って肯定的な主張は見られないようになりました。
ただし、前述のように「関係がない」と考えている人の数が減ったわけではありません。

ところで、私が不思議に思っているのは、Point 2です。
肯定的な「統計データが存在する」ということは「事実」ですから、その人の思想・主義主張・信条…とは関係ありません。しかも、学術データベースに登録されているのですから、心理学者が知らないはずもありません。
となると、「関係がない」という結論ありきでの戦略ということになります。

「科学」を主張している研究者が、そんなことがあるかと疑問に思っている人もあるかと思います。しかし、現実にはそういうケースはいくらでもあります。例えば、太平洋戦争を思い出してみましょう。

アメリカ相手に戦争をすれば、長期戦になれば負けるのは、考えるまでもなくわかりきった話です。実際にシミュレーションをしても、国力の違いは隠しようもなく、敗戦は必至という結果が出ました。
では、なぜ開戦したのでしょうか。それは「必勝の信念」があればなんとかなる、という以外に何もありません。最初の正確なシミュレーションの結果を無視して、日本が勝てるように都合良く前提条件を変更してしまったのです。
これは、開戦のときもそうですが、戦局の転換点となったミッドウェー海戦でも“採用”されました。かつて言われた、「大艦巨砲主義」や「兵站の軽視」というような戦術的な問題ではありません。
#いやあ、年がわかりますかね…。

では、どうすればいいのでしょうか?
結論は明らかなのですが、それはまた別の機会に。(笑)


コメント(0)  トラックバック(0) 

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

トラックバック 0