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大村政男さん出演の『ABOAB血液型性格診断のウソ・ホント!』の秘密!?(続々) [論文]

最近、
「血液型気質相関説」の史的評論III 追悼 能見俊賢・中国における血液型性格判断を中心にして
A historical criticism to the blood-temperament correlation theory III
A tribute to late Toshitaka Nomi. recent trends of the bloodtype characterology (character judgment): foreign and Japan
応用心理学研究
Japanese journal of applied psychology 34(2) pp.97-106 2009/3
日本応用心理学会
大村 政男 浮谷 秀一 藤田 主一
という論文[本]が発表されました。
この論文では、大村政男さんがCloningerのTCI(Temperament and Character Inventory)で見事に差が出た、とテレビ[TV]で発表したデータが紹介されています。
なお、テレビ番組は次のとおりです。
2004/10/07 TBS テレビ超スパスパ人間学!(関東) 血液型ダイエット
2004/12/28 TBS テレビABOAB 血液型性格診断のウソ・ホント 本当の自分& 性探し来年こそは開運SP !!!
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2008-09-01-1
http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2009-12-08
ところが、この論文の129人のサンプルでは、テレビで言っていた傾向は現れたものの、統計的に有意ではありませんでした。
また、番組とはサンプルの人数も違います。
つまり、テレビで発表した内容は本当ではなかったということです。
………。
念のため、データを書いておきます。
(1) A型49人は、苦痛回避(pain avoidance)が高い傾向
 A:46.8(16.3) O:41.4(17.6) B:38.6(18.4) AB:34.9(13.9)
(2) B型31人は、新規性追求(novelty seeking)が高い傾向
 B:42.8(11.0) O:41.4(23.4) A:39.0(10.3) AB:35.8(14.2)
(3) O型35人は、返報期待(reward dependence)が高い傾向
 O:53.7(9.3) A:43.0(12.7) B:40.9(10.8) AB:40.0(10.0)
(4) AB型14人は、判然としない
※いずれも()はSD
興味深いことに、この後に次の論文で追試がされています。
TCIとBig5による性格とABO式血液型の関連解析
森圭一郎、原野睦生、江藤義典、津田彰、内村直尚(久留米大)
中川康司(奈良県医大)
日本生物学的精神医学会プログラム・講演抄録(2005年)
第27巻 p306
この論文では、TCIの172人のデータでは、統計的に有意な差はありませんでした。
残念ながら、データ[メモ]の紹介がないので、大村さんの論文と傾向が一致しているかどうかは確認できません。

結論として、100~200人程度のデータでは、TCIで興味深い傾向が現れるものの、統計的に有意な差は出ない、と考えてよさそうです。
これは、私の経験と一致します。
統計的に有意な差を検証するには、やはり最低数百人程度のサンプルが必要なようですね。[たらーっ(汗)]
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