大村政男さん出演の『ABOAB血液型性格診断のウソ・ホント!』の秘密!? [テレビ番組]
もう4年ほど前の2004年12月のことですが、否定論者で有名な大村政男さんが、テレビで研究成果を発表し「血液型と性格は関係ある」と言っていたのを、昨日のことのように思い出します。
さて、このとき使った性格テスト(性格検査)は、私は初めて聞いた「クロニンジャーの性格の三次元説」(Cloninger's Tridimensional Theory of Personality)に基づくTPQという性格検査でした。
いやぁ、実に見事に差が出ていたのに驚きました。彼の本当にうれしそうな、そしてちょっぴり誇らしげな表情が印象的でした。
しかし、この後はなぜか追試されることもなく、批判も私が知る限りサトウタツヤさんの1件だけで、貴重な実験結果もウヤムヤになってしまったようです。
ところで、不思議なことに、他の性格テストでは、意外というか、さっぱり差が出ていません。
血液型七不思議(笑)に数えられるぐらいの謎だったのですが、この理由の一端が見えてきました。
というのは、差が出ていないものは、最近流行のBig Five モデルのようだからです。
Big Five モデルというのは、性格因子の導出に「因子分析」を使っています。
どうやら、この因子分析ベースの性格検査では、血液型で差が出そうな質問項目が(根こそぎ?)カットされてしまうらしいのです。
では、大村政男さんが使った、血液型で見事に差が出たTPQという性格検査はどうなのかというと、これは因子分析を使っていないのです。
なるほどねぇ。
なぜ、誰もこんな簡単なことを指摘しなかったのでしょうか?
心理学の素人の私でもわかるぐらいなんだから、性格心理学の大家である大村さんだったら、間違いなくわかっていると思うんですが…。
心理学業界内の公然の秘密なのかな?
はて?
平成16年12月28日 TBS 19:00~20:54 ABOAB血液型性格診断のウソ・ホント!本当の自分&相性探し来年こそは開運SP!
さて、このとき使った性格テスト(性格検査)は、私は初めて聞いた「クロニンジャーの性格の三次元説」(Cloninger's Tridimensional Theory of Personality)に基づくTPQという性格検査でした。
いやぁ、実に見事に差が出ていたのに驚きました。彼の本当にうれしそうな、そしてちょっぴり誇らしげな表情が印象的でした。
しかし、この後はなぜか追試されることもなく、批判も私が知る限りサトウタツヤさんの1件だけで、貴重な実験結果もウヤムヤになってしまったようです。
疑似性格理論としての血液型性格関連説の多様性
上村 晃弘, サトウ タツヤ
パーソナリティ研究, Vol. 15 (2006) No. 1 pp.33-47
ところで、不思議なことに、他の性格テストでは、意外というか、さっぱり差が出ていません。
血液型七不思議(笑)に数えられるぐらいの謎だったのですが、この理由の一端が見えてきました。
というのは、差が出ていないものは、最近流行のBig Five モデルのようだからです。
Big Five モデルというのは、性格因子の導出に「因子分析」を使っています。
Cloningerの気質・性格モデルとBig Fiveモデルとの関連性で、どういうわけか、因子分析をベースにした性格検査では差が出ていません。
国里 愛彦, 山口 陽弘, 鈴木 伸一
パーソナリティ研究 Vol. 16 (2007) , No. 3 (2008) pp.324-334
Big Five モデルは,辞書などから得られるパーソナリティ特性語の分類研究(語彙アプローチ)やパーソナリティ尺度の再分析あるいは複数の尺度から項目を収集し,因子分析によって因子を抽出する研究(質問紙アプローチ)などを経て,5 因子が抽出された結果生まれたものである(John, 1990; 和田,1998)。
どうやら、この因子分析ベースの性格検査では、血液型で差が出そうな質問項目が(根こそぎ?)カットされてしまうらしいのです。
では、大村政男さんが使った、血液型で見事に差が出たTPQという性格検査はどうなのかというと、これは因子分析を使っていないのです。
同論文よりこのCloninger (1987) による気質モデルが、実はTPQなのです!
一方,トップダウン的なパーソナリティモデルも存在する。Eysenck(1952, 1967 梅津・祐宗他訳1973)は因子分析や脳波実験から,生理学的基盤を背景に持った気質に関するモデルを構築している。…これらの気質モデルは3 因子から構成されることから,Big Threeモデルとよばれ(Clark & Watson, 1999),Big Fiveモデルよりも,モデルを構成する因子の生理学的な基盤を重視している。
Big Three モデルのトップダウン的理論構成と生理学的基盤を重視するモデルをさらに発展させたものとして,Cloninger (1987) による気質モデルがある。
なるほどねぇ。
なぜ、誰もこんな簡単なことを指摘しなかったのでしょうか?
心理学の素人の私でもわかるぐらいなんだから、性格心理学の大家である大村さんだったら、間違いなくわかっていると思うんですが…。
心理学業界内の公然の秘密なのかな?
はて?
2008-09-01 22:49
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大村政男さん出演の『ABOAB血液型性格診断のウソ・ホント!』の秘密!?(続々)(血液型と性格 - ABO FAN Blog 2009-12-11 01:24)
最近、「血液型気質相関説」の史的評論III 追悼 能見俊賢・中国における血液型性格判断を中心にして A historical criticism to the blood-temperament correlation theory III A tribute to late Toshi…[続く]
大村政男さん出演の『ABOAB血液型性格診断のウソ・ホント!』の秘密!?(続)(血液型と性格 - ABO FAN Blog 2009-12-08 22:21)
1年ほど前に、否定論者で有名な大村政男さんが出演した番組を紹介しました。 http://abofan.blog.so-net.ne.jp/2008-09-01-1平成16年12月28日 TBS 19:00~20:54 ABOAB血液型性格診断のウソ・ホント!本当の自分&相性探し来年こそは…[続く]
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